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クンダリニー・ヨガ Kundalini Yoga
チャクラ The chakras
ムラダラ・チャクラ MOOLADHARA CHAKRA
地、自己保存(種の保存)に適応する肉体的・物質的なアイデンティティ。 このチャクラが私たちの基礎を形成して、シャクタ・タントリック理論
(Shakta Tantric
doctrine)*によるとクンダリニー(kundalini)の眠る場所。つまり、潜在している宇宙エネルギー、私たちの完全な無限の可能性=シャク
ティはあらゆる物の中に居るとされる。
それは、地球・地・大地の要素として表され、したがって、私たちの生存本能、私たちの身体と物理的な世界との関係に関わる感覚を指す。
このチャクラは健康、繁栄、安全および精力的な存在を私たちにもたらします。 ムラダラ・チャクラはアギャ・チャクラと直結している。
ムラダラ・チャクラを目覚ますと、サムスカーラ(samskara)**を刺激し、つまり罪悪感、動揺が激しい精神的、感情的な騒ぎを引き起こすことがあ
る。したがって、ムラダラ・チャクラの覚醒の前にまず、アギャ・チャクラについて扱ってあげるほうが賢明だということがいえる。
*シャクタ・タントリック理論で神はシャクティ・エナジーに基づくという
**サムスカーラ=前世・現世の過去の記憶
意味 : 基本的な基礎、下層 (Basic substratum)
位置 : 性器、会陰、頚部
内分泌腺の関係 : 性器にまつわる
タットヴァTatva (要素) : プリスヴィPrithvi 地球
(最初の生命力を肉の原子の中に固まらせる)
コーシャKosha : アンナマヤ annamaya
感覚 : におい
色 : 深紅
サイキック(精神的・超自然的・心霊的)経験: 逆さの赤三角
音の振動 : ハチの鳴き声
願望 : 地面に置かれて(安全)、物理的な安らぎ、基本的な生物学的な要求、シェルター
「基礎チャクラ(Root Chakra) というのはそこに物理的に存在し、その状況でくつろぐようなものです。
それが開いたとき、あなたは地面にどっしりと、安定していて安全に根ざしていると感じます。 あなたは不必要に人々を疑いません。
あなたはいま・ここに、あなたの身体につながっていると感じます。 あなたは、自分にとって十分な領域(テリトリー)があると感じます。
あなたが、怖がり、または神経質である傾向があるなら、あなたの基礎チャクラ(Root Chakra)
はたぶん活動が低下している状態だということです。 あなたはあまりいい気持ちがしないでしょう。
逆にこのチャクラが過剰に活発であると、あなたは、非常に唯物論的、物質主義的で、貪欲であるかもしれません。あなたは、おそらく安全について絶えず心配
し、変化に抵抗しているのです」 -エワルド・ベーカー(Ewald Berkers)
グナ Guna: タマスtamas(シティsthiti -休止状態、不活性、惰性的)
シンボル:
地球の4方角を象徴した4つの花弁に囲まれた黄色い四角(ヤントラ)と、3回半リンガムに巻きついた蛇(3つのグナとそれを越えることを象徴)
グランティGranti =精神的・超自然的・心霊的なこぶ(Pyshic knot): ブラフマー brahma
マントラ Mantra: ビージ・マントラ(Bijan Mantra)のラム(lam)を反復、下半身のブロックを解く。
各花弁には、サンスクリット語の文字(vam、sarn、sharn、ksam)があり、クンダリニー・シャクティがとぐろを巻いた蛇のように下向きの三
角形の中に居る。最初のチャクラに対して瞑想をすると、クンダリニーを目覚めさせ上に向かって上昇を始める。最初のチャクラの思索は、クンダリニーに目を
覚まさせて、上向きの流れを始めます。
神: ブラフマーの赤ちゃん-かつて注意深い創造者、心の断片をもたらして、恐怖をなだめます。
ダキニ・シャクティ(Dakini Shakti)--護民官(守る人)、創造者、保護者、破壊者
動物: アルラヴァタ象-ビージ・マントラ(Bijan Mantra)のラム(lam)の乗り物、食べ物を探し注文を聞く。
(参考:ブログより) ムラダラ・チャクラ(MOOLADHARA CHAKRA)
要素:地球・地、肉体的な個、
エナジーの種類:本能的な能力、生存、安全、食など生きるために必要な能力と直結したエナジー
位置:肛門と性器の間
このチャクラが目覚めていなかったり、コントロールが出来ていない時、場合や人は生存のための本能が不安定な感じを受けておどおどした態度、不安な態度を
することで観察できる。クンダリニーを目覚めさせるための最も基礎となるチャクラ。まだ目覚めていないクンダリニーはこのムラダラ・チャクラに眠ると考え
られている。
(人やヨガの先生、派によってはクンダリニーはマニプラチャクラに眠るという解説をすることがあります。これはムラダラ、スヴァディスタナ、マニプラの3
つのチャクラの部分は他の上のほうのチャクラとは違い目覚めがいったりきたりすること、そしてアナハタ以降が顕著に感じられることから解釈の段階でマニプ
ラだ、という言い方になっているだけで大きな大差はない。)
********** 余談 *********
チャクラのことをお話していますが、もう一度よくチャクラの図を見てみましょう。それぞれのチャクラには図形や色や、花びらなどのほかに動物も描かれてい
ます。一つ一つの動物は私達がチャクラをイメージしやすくしてくれる象徴だといえます。
ムラダラ・チャクラ=象=本能的、食べ物とシェルターを探し求める生き物、子供を守る
スワディスタナ・チャクラ=ワニ=性的な生き物、じわじわと歩み寄って襲う、眠っている欲望が密かに待っていることを象徴
マニプラ・チャクラ=ラム(牡羊)=自己顕示、プライド、自分の縄張りを誇示する生き物
アナハタ・チャクラ=鹿=優しく、繊細な、愛情にあふれた生き物
ヴィシューディ・チャクラ=白象=架空の生き物、意識の違うレベル、目で見ることが出来ないものを象徴
これらの動物からそれぞれのチャクラを連想してみると面白いのではないかと思います。
チャクラのことをわかってあげるために動物を連想してあげたり、以前お話したビージ・マントラ(=それぞれのチャクラの持つバイブレーション)を唱えてみ
ることはすごく良いトレーニングになるのではないかと思います。例えば、ビージ・マントラを10分間集中して唱えてみると体のどの部分にどんな感じがする
のか観察してみましょう。すごくかすかな体の動きだけれど根気よく試してみる価値はあるのではないでしょうか?自分の体の中にあるチャクラを少しづつ感じ
られるようになるかもしれません。(たとえすぐに何か感じられなくても、やってみて自分の感覚を少し研ぎ澄ましてあげる努力が大切なことです)
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