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クンダリニー・ヨガ Kundalini Yoga
チャクラ The chakras
ビンドゥ (Bindu)
最も微妙なチャクラはアギャだが、アギャを超えたところに、ビンドゥがある。
それはチャクラではなく、異なった層の現実から来るもの。心の分野・領域を超えているので、普通の論理や見解を使って説明するのは非常に難しい。
ビンドゥはサハスララからの蜜(ネクタ)が沢山落ちてくるところ。ビンドゥはヒランヤガルバ(hiranyagarbha)=創造の金色の卵または子宮。
あらゆる物はビンドゥの媒介によって材料から存在へと発展する。 ビンドゥの中心はすべてのもの-太陽から原子にいたるまで-の核心である。
「ビンドゥの中には、宇宙の無数のすべてのものについての進化の可能性を含んでいます。ビンドゥは創造のための青写真(設計図)をを持ち、あらゆるもの、
あらゆる意識・無意識、はビンドゥの仲介を通じた本質的な意識につながっています。」 ---スワミ・サチャナンダ・サラスワ
ティ
意味 : 分裂、同一性が二元性を生むためにそれ自体を分割するポイント。
位置 :
事実、ビンドゥは次元や平面を超えた点、空(シュンヤshoonya)。空・無への入り口。純粋な意識、無の意識。練習のために便宜的に頭の後頭部を指
す。
シンボル :満月と三日月の両方(月の様々な状態)、スピリチュアルな修行者がサハスララを完全な体験ではないけれども垣間見ることをあらわす。
ビンドゥ(Bindu)
チャクラのことをお話しする上でビンドゥっていうのはあまり触れられることがありません。ビンドゥはとっても小さいチャクラです。ビンドゥは創生、創造の
青写真(設計図の下書きようなもの)と言われます。すべての存在するもの、木とか花とか石とか、はすべてビンドゥを持っています。人間と神(あるいは大い
なる存在、大きな意識)との違いはこのビンドゥを境にうまれたということがいえます。
シンボルは満月と三日月が一緒に書かれています。つまり満月になるのか三日月になるのかを分けるものはビンドゥという扉です。アウムというサンスクリット
語の上にある点はビンドゥです。
あくまでもビンドゥは身体的な特徴でお話していないということを念頭において、
満月はシヴァ・神・意識=本質・根本的・絶対的な要素、
三日月はシャクティ・生き物・形あるもの=すべての存在するものの要素 を象徴しています。
ララナ・チャクラ(Lalana Chakra)
のどの奥のほうのヴィシュッディ・チャクラとビンドゥの間の辺に実はすごくかすかなチャクラがあります。そして実は神からの生命のエッセンス、生きている
ためのエッセンス、アムリッタという名の雫のようなものでビンドゥからララナ・チャクラに落とされていて、それがヴィシュッディ・チャクラのほうに伝わる
といわれています。そしてヴィシュッディ・チャクラの開いていない人たちはその雫、アムリッタがヴィシュッディ・チャクラを通り過ぎ、マニプラ・チャクラ
まで垂れてゆき、マニプラ・チャクラのところで燃やされてしまうためにそのアムリッタは無駄にしてしまっているといわれています。実はそのアムリッタを
ヴィシュッディ・チャクラの喉の辺りに留めておくためのテクニックとして、ヴィパルタカルニというポーズがあります。
もう1つこのララナ・チャクラについて働きかけるテクニックがあります。ケチャリ・ムードラです。舌先をのどの奥に押し当てることでこのアムリッタを活性
化させる目的があります。
マリオ先生の先生であるインド・プシュカールのヨギは3日3晩はこの中に入って土中に埋められるという修行をしましたがこのアムリッタを保つこと、そのテ
クニックをマスターできると酸素や水を必要とせずに生きることができるということを証明します。
(実際にはここまでの完全な練習をするためのケチャリムードラは少し上級で舌の裏側の筋を切るという手術をすることで舌をもっとのどの奥に押し当てて空気
を完全にブロックできるようにするというオプションのテクニックを使うと思われます)
ヨガの経典などではこのアムリッタを得ると水も酸素も食べ物も必要とせずに永遠の命を得ることができると記されています。
**ここまでの練習をする必要があるかは全く個人的なものだと思います。今の体を楽しんで生きること、食べ物を必要としないでも生きる必要があるかどう
か、寿命を受け入れてあげるかどうか、は個人的なものでは無いでしょうか。必要ないものは必要なくていいと思います。
ただ、このケチャリムードラには老化防止、アンチエイジングの効果があります。
以上いろいろな練習法を紹介しましたが、いろいろな方法を紹介し、試してみることで実はタントリックな、密教的なヨガにはこういうものがあるということを
少し体験してみました。本当にクンダリニーの覚醒を目指すためにはもっと的確なガイダンスと練習が必要だということは忘れないでおきましょう。
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